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時のゆりかご

『ゆりかご』と『観覧車』の比較表

 ZENCRAFTは、自動巻腕時計の巻上げ機構のメカニズムを真剣に研究し、独自の理論と設計によりスウィング方式パワーチャージャー「時のゆりかご」を開発し、製造販売しています。
この度、専門店用の巻上げ装置製作を機に、回転方式の家庭用バージョン「時の観覧車」を新規に開発いたしました。
 今までは、回転方式を否定し、スウィング方式にこだわり続けていたのですが、「ZENCRAFTが回転方式を製作するとすればこうなる」を実証するべく発売に踏み切りました。
私見ではありますが、両者の比較をいたしました。
要するに、1)腕時計を本当に大事にしたい。2)今までの回転方式では納得できない。3)細かな配慮はしないで自動巻腕時計がいつも動いていて欲しい、と思われる方は「時のゆりかご」を、自動巻腕時計のそれぞれの特性を念頭において巻上げを行いたい方は「時の観覧車」を選択されることを望んでいます。

アルチザン:尾崎 善郎

項 目 時のゆりかご 時の観覧車
コンセプト
腕時計のメカに優しくゆっくりと、
パワーチャージの理想を実現
巻上げ機能本位で、
プロ仕様の家庭用バージョン
チャージ方式
独自のスウィング方式
正逆マイコン制御の回転方式
推奨駆動時間
6時間
650回転/dayとすると
cw・ccwで50Hzは 4時間20分
cw・ccwで60Hzは 3時間40分
bothは上記時間の半分
フルチャージの判断
スウィング方式は腕時計自体の
ラチェット機構が働くため、必要なし
個々の時計の回転方向と回転数を確認し、
駆動時間調整の必要あり
(専用問合せ票により回転方向・数を回答)
セット本数 1〜3本 1〜6本
自動巻機構のチェック 腕時計の自動巻機構部分の
コンディションがチェックできる
強制的な巻上げのため、
コンディションの把握は出来ない
保管性能 あり(施錠も可能) な し(専用アクリルケースあり)
素材・構造 木質系の重厚なデザインでハンドメイド アルミ削り出しパーツと
ステンレスのメカニカルマシン
24時間タイマー あ り な し
(必要時外付けタイマーを利用)
キネティックのチャージ 可 能
(水平気味で良くチャージすると報告あり)
不可能
帯磁防止性能 腕時計を帯磁させないために、濾洩磁束の発生しない交流シンクロモーター「SR1G:日本サーボ社」を採用 他の巻き上げ機とは異なり、「時のゆりかご」同様の交流シンクロモーター「SR60-6HP:日本サーボ社」を採用
駆動音 6秒に1回、水平戻り機構用の
マイクロスイッチのカチ音が僅かにあり
ほとんど無音
1本当り単価 約10,000円 約9,000円
サポート体制 顧客リストによる保証とフルサポート(2年間) 保証書による機械保証(2年間)
その他の仕様 矩形トレーポケットの特別仕様受注製造とBenefactor`s Blackバージョン(工芸品クラス)は毎月4台を20日に定期発売 プロ仕様は要望事項を詳細に打ち合わせた後、見積書提出
特注生産のため納期3ヶ月以上
アクリルケースは受注生産
考 察 世界唯一のスウィング方式で、腕の装着より静かに、毎分10回のゆっくりしたシンプルなスウィングにより、腕時計のコンディションにあわせて優しくパワーチャージします。 回転方式のすべてに言えることで、回転数と方向を守る必要はありますが、極力メカに負担を掛けないため、独自のノウハウにより回転スピードと正逆をマイコン制御します。
アルチザン尾崎の
総合評価
100 80
交流モーター仕様のワインダーが、国産でもう1社ありました。
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