ZENCRAFT トップゼンクラフト > オヤジの独り言
押したマンマ 時のゆりかご 時の観覧車
ゼンクラフト

オヤジの独り言11。3本巻のワケ

 「時のゆりかご」は3本の腕時計を同時にパワーチャージするが、5本・6本をセットできるものが欲しいというお客様の要望は意外に多い。
 腕時計はひとりに1本で十分なものだが、自動巻となるとどうも本数が増えてくるのが世の常らしく、小生も雑誌で目を付けているものが1つある。
 お客様の中には自動巻を50本以上という方が2名おられ、呆れる程にうらやましくも思う。
 そうなると、より多くセットできる「時のゆりかご」の必要性があると思うのだが、セット本数を安易に増やせない理由があるので報告しておきたい。

 自動巻腕時計の平均重量を125gとして、合計375gで設計を開始した。
 モーターはその2倍の750gが問題なくスウィングできるものを選んだ。
 今までに、ロレックスの金無垢230g2本とプラチナコンビの計680gをセットされ、チャージは問題ないと報告されている方がおられる。

 問題はここからで、もし、万が一、トレーから腕時計がズレてボックスとの間に挟まれた場合、モーターが空転するようになっている。
 更に、空転時間が長時間継続すると軸受けが緩んでせり上がり、挟み込んだ時計により負担を与えない構造にもしている。
 トレーの素材を軟質の桐にしているのも、それらの配慮によるものである。

 製品化にあたり、小生の持っている時計を総動員して、あらゆる姿勢と角度で挟み込み、時計に損傷を与えないことを確信して発売に踏み切った。
 更に、生産物損害賠償責任(PL)保険にも加入しているが、用心に用心を重ねての結果である。

 仮に6本をセットする「ゆりかご」を作った場合、1500gをスウィング出来るモーターが必要で、万一腕時計が挟まれたときにその2倍の3000g(3キロ)で空転するということになれば、恐らく時計のどこかに損傷を受ける可能性は高くなり、安全域の少ない危険な「時のゆりかご」になってしまう。

 自動巻腕時計に負担を掛けずにゆっくりとパワーチャージすること、コンディションが良くないときは無理にチャージさせないこと、「ゆりかご」の中で傷を付けることがないこと、長期間置いても磁気を帯びさせないこと。
 これが、「時のゆりかご」に課したコンセプトで、製品には絶対の自信がある。

善(’05.4.8)

オヤジの独り言55。
オヤジの独り言54。
オヤジの独り言53。
オヤジの独り言52。
オヤジの独り言51。
オヤジの独り言50。
オヤジの独り言49。
オヤジの独り言48。
オヤジの独り言47。
オヤジの独り言46。
オヤジの独り言45。
オヤジの独り言44。
オヤジの独り言43。
オヤジの独り言42。
オヤジの独り言41。
オヤジの独り言40。
オヤジの独り言39。
オヤジの独り言38。
オヤジの独り言37。
オヤジの独り言36。
オヤジの独り言35。
オヤジの独り言34。
オヤジの独り言33。
オヤジの独り言32。
オヤジの独り言31。
オヤジの独り言30。
オヤジの独り言29。
オヤジの独り言28。
オヤジの独り言27。
オヤジの独り言26。
オヤジの独り言25。
オヤジの独り言24。
オヤジの独り言23。
オヤジの独り言22。
オヤジの独り言21。
オヤジの独り言20。
オヤジの独り言19。
オヤジの独り言18。
オヤジの独り言17。
オヤジの独り言16。
オヤジの独り言15。
オヤジの独り言14。
オヤジの独り言13。
オヤジの独り言12。
オヤジの独り言11。
オヤジの独り言10。
オヤジの独り言9。
オヤジの独り言8。
オヤジの独り言7。
オヤジの独り言6。
オヤジの独り言5。
オヤジの独り言4。
オヤジの独り言3。
オヤジの独り言2。
オヤジの独り言1。

ついでに、自己紹介。

©2006-2018 ZENCRAFT & ORIENT-KOBO

押したマンマMENU

ZENCRAFT MENU


旧製品

時のゆりかごMENU

桐無垢

ワインレッド

時の観覧車MENU